体温が低いというのは体にとって次のようなデメリットがあります。

◇免疫力が低下する

体温が低いと血の巡りが悪くなるばかりでなく、同時に免疫力が低下すると言われています。免疫力の低下は、ウイルスや細菌へ抵抗力が弱まり病気にかかりやすくなってしまいます。

◇痩せにくくなる

人間の体は、体温を保つことや食べ物の消化、呼吸などにもエネルギーを使っています。エネルギー代謝は体温が低くなればそれに比例して少なくなり、当然痩せにくい体質になってしまいます。

◇お腹の調子が悪くなる、消化力が低下する

体温が低いと、胃腸の機能も低下します。消化不良や下痢などを起こしやすくなってしまう方も少なくありません。

◇体の末端の働きが悪くなる

代謝が低くなり血の巡りが悪くなると、手足など末端まで栄養が届けられにくく、冷える上に機能低下も起こりやすくなります。

日常生活で体温を上げるために効果的と言われる方法をご紹介します。

◇温かい飲み物を飲む

なるべく温かい飲み物を意識して選択します。特に朝起きた時と就寝前に「白湯」を飲むと効果的です。内側から温めるよう意識しましょう。

◇防寒対策をする

特に冬場は、腹巻やカイロを使うなど体を冷やさない工夫が必要です。エアコンの効いた室内で過ごすことが多い夏場も、意外と冷えるものです。手足はもちろん、内臓の冷えまで意識して対策することをおすすめします。

◇体を動かす

体温を上げるためには、筋肉の動きが欠かせません。筋肉は熱を生み出すほか、血液を体中に送る役割も担うため、筋肉を動かすことは体を温める上でとても重要なポイントです。

◇良質な睡眠をとる

睡眠不足は自律神経を乱し、その結果血管を圧迫して体温の低下を招きます。また、ストレスも睡眠の質の低下に繋がることがあります。良質な睡眠は心身や脳の休息、健康や美容にも欠かせません。量より質を向上させるためにも、就寝環境を整えることが大切です。

体温を上げるための方法として、ヨガもおすすめです。ヨガには様々な効果があり、寝る前のストレッチなどにプラスすれば心身のリラックスや日々の健康管理にも繋がります。

◇体の柔軟性を高める

ヨガは、あらゆる筋肉にアプローチするポーズで静止します。しなやかで柔軟性のある筋肉を鍛えると、可動域も増えてエネルギーを多く生み出します。

◇ストレスを解放

ストレスが高まると、血行が悪くなってしまいます。程良い負荷で気持ちよくポーズをとり、体をリラックスへと導きましょう。

◇基礎代謝の改善

ヨガのポーズで筋肉にアプローチすると、熱が生み出されます。そのため、体温が低いことによる基礎代謝の低下を防ぐことにも繋がります。

◇内臓機能の低下を防ぐ

低体温の方に見られる内蔵機能の低下を改善することで、栄養摂取の効率も高めることに繋がります。

日常生活での「温活」にヨガをプラスすることで、体温の低下を防ぎ、心身の不調の改善にも大変役立ちます。